建築工事店や建築設備業者に、工事金額の見積りを依頼します。通常、複数の業者に依頼をし、その内容と金額により依頼する施工業者を決定します。
■提出された工事費見積書は、数量・単価などについて検討を行ってから、建て主様に説明をさせていただきます。その上で、建て主様に施工業者を決定していただきます。
建て主様と施工業者が、「民間(旧四会)連合協定による工事請負契約書及び約款」により、工事請負契約を交わします。
■私どもの業務上の立場は「建て主様の代理」ですので、その後の施工会社との折衝は、全て建て主様の立場に立って行います。弊社は、工事請負契約約款(監理者:丙)に則り、契約書に記名押印いたします。
いよいよ工事の着工です。工事の安全を祈願して、地鎮祭を行います。
■工事の安全には全力を注ぐよう注意喚起を徹底して行いますが、ひとつの儀式として悔いを残さないためにも、行っておいた方が良いでしょう。
施工業者が提出する工事工程表や工事施工図のチェックを行い、間違った工事をしないかを監理します。また、工事中は完成まで定期的に現場に行き、設計図どおりできているか、手抜き工事はないかなどのチェックを行います。
■行政庁の行う諸検査の立会いは、弊社で行います。(工事監理は、現場監督とは異なったものです)工事監理は、「建て主様の代理」としての私どもが行うことにより、施工業者から見て建て主様となります。手抜き工事を防止するためには非常に有効です。
工事が完了すると、行政庁の完成検査を受けます。その後、建て主様と弊社が一緒に竣工検査を行います。手直し工事がある場合は、手直し終了後に再度検査を行います。竣工検査合格後、施工業者から建て主様へ建物の引渡しとなります。
■建物引渡しについては、建て主様から施工業者への工事代金(最終金)のお支払いが完了してからとなります。そのため、借入金のように登記しないと最終金が下りないことがありますので、早めの登記を心がけましょう。
建物引渡しから一年経過した時点で、点検を行います。
■四季を通じて一年経つと、いろいろな瑕疵が見えてきます。これらのことを点検、解決いたします。
住み始めてから本当のお付き合いが始まると、私どもは考えております。今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。